ねこころです。
ねこころは勉強法の勉強が大好きで、ついつい勉強法の本などが並んでいると購入してしまいます。
それゆえ、勉強方法を試した結果、よかった!という勉強法もある一方、あまり効果がなかった…という勉強法も多々ございます。
ねこころ
7回読み勉強法は理論暗記に有効?
7回読み勉強法とは?
「7回読み勉強法」とは、その名の通り1つのテキストを7回読むことで脳への定着を図るという勉強法で、至極シンプルではあるが絶大な効果を持つとして近年非常に話題になった勉強法です。
というのもこれを提唱しているのが、東大主席で在学中に司法試験に合格、さらには国家公務員I種試験にも合格、その後は財務官僚・弁護士を経てハーバードへ留学したという驚異の経歴を持つ山口真由さんなのです。
7回読み勉強法の方法
7回読み勉強法の基本は、一冊をじっくり読み進めるのに時間をかけるのではなく、最初はさっと読み進め、次第にそのアウトラインや構造を掴み、最終的にはその細部までを理解、定着させるということです。
1回目:
まずは章のタイトルや見出しを頭に写し取る感覚で、さっと流し読みをし、全体の構造を掴みとる。
- 左→右に2~3行まとめて読む
- 漢字を拾うイメージ
- 意味を理解しようとしない。
2回目:
1回目と同様に、漢字を意識しながら、2行ずつ斜め読みをするいめーで、もう一度流し読みをする。
一度目で見出しを頭に入れている分だけ本の内容が捉えやすくなるのです。
3回目:
さらに流し読みを重ねる。
- 1行目:左→右、2行目:右→左と読み進める
- 意味を理解しようとしない
4回目:
頻出のキーワードやポイントに注目しながら、普通のスピードで読んでいく。
- 1行目:左→右、2行目:右→左と読み進める
- キーワードを拾う、表なども見る
この時点で2割程度の理解度に到達するそうです。
5回目:
基本は4回目と同じだが、キーワードとキーワードの間の説明文を意識しながら、キーワードが「どのように説明されているか」、に注目。ページや段落の要旨を掴む。
6回目:
5回目で要旨を掴んだので、細部に目を向けていく。
細部とは、要旨を説明する具体的な事例などにあたる部分。
要約していくイメージですね。
7回目:
頭の中に写しとってきた内容を、最後にまとめ、定着させる。
「この段階ではここにはこういうことが書いてあるはず」と頭の中で先に要約し、読みながら答え合わせをする感覚で読むといいかもしれない、と著者は語っています。
最初のうちから全ての情報を頭に入れるのではなく、まずは全体の枠組み、構造を掴み、そこから要旨を掴み、最後に細部を覚える。
それから要約しながら読むことで全てを理解、定着してしまうという勉強法なのですね。
7回読み勉強法は理論暗記に有効?
私は7回読みを実践しましたが、税理士試験に有効かというと…といった感じでした。
なぜならば、
- 7回読むだけでは理論暗記は不可能
- 理解度を途中で測りにくい
- 税法はさらさら読むだけでは理解不能
といったところでしょうか。
税理士試験に7回読みを活かすには?
しかし、7回読みにも多くのメリットがあると考えております。
- 理論のハードルが下がる(取り掛かりやすくなる)
- 完全暗記しない項目については使える
従いまして、理論になかなか取り掛かれない…という方や、理論テキストをくまなく読む余裕がある人にとってはとても有効な勉強法なのかもしれません。
最後に
7回読み、とてもユニークで面白いですよね。
私はいまいちマッチしませんでしたが、勉強法に悩んでいる方は一度試す価値があるかもしれません。
ねこころはこれまで多くの勉強法を試してきておりますので、紹介していければと考えております。
ねこころでした。